賃貸住宅を借りたい時、部屋探しを行うための段取りが重要になります。
段取りをしっかり行っていれば、スムーズに希望する部屋までたどり着きやすくなるはずなので、事前準備から情報収集までに行いたい段取りを確認しておきましょう。
◆希望する部屋の条件を決めること
賃貸住宅を探す時に、インターネットなどで部屋情報を検索したことがある方もいるでしょう。
しかしこの時には、条件を決めなければ物件を探すことはできません。
収入などを目安にどのくらいの家賃なら無理なく支払うことができるのか、また、通勤や通学に不便のないエリアはどこかを決めましょう。
その他、最寄駅までの距離や、部屋の広さや間取り、階数、入居時期などの条件も決定して行くことになります。
この中で特に重要になるのは、譲れないポイントと妥協してもいいポイントを決めておくことです。
これが出来て無くて漠然と探してしまうと、結局どれが自分にいいのかが分からなくなってしまいます。
◆エリアの家賃相場を知る段取り
事前にインターネットなどを利用して物件情報を収集しておくと、後に不動産会社に足を運んだ時にも対象エリアの家賃相場が分かるので、条件の追加や妥協などを行いながら物件を探しやすくなります。
◆気になる物件を見学する段取り
もしインターネット情報の中に希望する物件があった場合、直接メールや電話で問い合わせをして、実際に見学できないか問い合わせてみましょう。
実際に部屋を確認する時には、室内だけでなく建物全体や周辺環境までチェックすることが大切です。
住みはじめてから後悔しないように、部屋の雰囲気、日当たりの良さや騒音の有無、コンセントの位置や保有している家具や電化製品が設置できるスペースはあるかなど確認します。
また、建物全体はセキュリティ面や管理が行き届いているかなど確認しておくようにしましょう。
周辺環境については、一度、最寄駅まで実際に歩いてみると安心です。
車で案内される場合もありますが、それだけでは距離感がつかめず、徒歩では想像していたよりも駅まで時間が掛かったという場合もあるので、できれば昼夜に分けて歩いてみるのも方法の1つです。
◆無駄な家賃を発生させない段取り
住みたい部屋が見つかれば、入居の申し込みを行ってから、契約を結ぶことになります。
申し込みを行う時、いつから家賃が発生するか確認しておくようにしてください。
今住んでいる物件の解約予告期間がありますので、出来る限り2重家賃が発生させないよう注意しましょう。
既に空室状態ですぐ入居可能な物件の場合、申込してから半月以内で家賃が発生するよう設定しないとダメなケースもありますので、少し妥協をするか、もう少し家賃発生日を先延ばしにできるか交渉してみましょう。
◆スムーズに手続きを完了させる段取りも必要
契約を結んだら、あとは新居に引っ越しを行い、引っ越しに伴って必要な手続きなどを行って新生活を本格的にスタートさせます。
住所変更に関係する手続きには、役所で行うものや、電気・ガス・水道、電話やインターネットなど、いろいろあります。
また、金融機関やカード会社、保険会社などにも届出を行っておくことが必要になるでしょう。
手続きの中には、引っ越しの2週間前くらいから行うことが可能なものもありますので、希望物件の契約が済んだ時点で早めに手続きしておくと慌てずに済みます。