転勤や住んでいる部屋の賃貸契約が満了を迎えるタイミングなど、住む場所を変更するために部屋探しを始めるという人もいるでしょう。
実際、更新ギリギリになってから部屋探しを始めると、急いで次の部屋を決めなければならなくなり、つい焦って妥協した部屋を選んでしまうことになるかもしれません。
反対に部屋探しのタイミングが早すぎる場合、いくら良い物件に巡り合えたとしても契約すれば余計な家賃の支払いが発生してしまいます。
遅過ぎても早過ぎてもよくないとなれば、どのくらい前が部屋探しを始めるのに最も良いタイミングなのでしょう。
◆部屋探しはどのタイミングから始める?
確かに部屋探しは遅過ぎても早過ぎても好ましくないとも考えられますが、部屋探しを始めるのはやはり早いに越したことはありません。
なぜなら早くから部屋探しを行うことで、相場観を養うことができるからです。
駅から近く広くて安い築浅物件を中心に部屋探しをしても、理想を完璧に満たしてくれる物件には出会うことは困難でしょう。
そのため、何を優先させるのかをポイントに置いて考えるようにしてください。
優先したいポイントを把握するためにはある程度の時間があった方が良いですので、部屋探しのサイトなどを閲覧しながら、エリア内の立地や家賃相場などを確認してみましょう。
実際には理想と現実の距離が離れていることも多いでしょうから、日々、時間が空いたタイミングで物件を検索しながら相場観を養っていくことが求められます。
◆不動産会社に足を運ぶタイミングはいつ?
本格的に引っ越しする必要性が高まってきたら、いよいよ不動産会社に足を運んで具体的に物件を絞り込んでいくことになります。
具体的には引っ越しする1か月前くらいから足を運ぶことが理想で、2週間を切ってしまうと慌てて探すことになり、理想に近い物件に出会う可能性が低くなってしまうかもしれません。
◆不動産会社の担当者との信頼関係を築くことも必要!
仮に現在住んでいる部屋を退去する日の1か月前に理想の物件に出会えた場合、解約予定の部屋の契約状況次第で家賃何日か分を2か所に支払わなければいけなくなる可能性も出てきます。
こういった、前の住居と新住居で家賃を支払う期間が重なることを“2重家賃”と言います。
早めに住みたい部屋が決まった場合、家賃起算日はどの位先に出来るのか確認しておきましょう。
しっかりした勤務先に長年勤めていて金銭的に余裕があり、家賃の滞納などは発生せずに生活ルールやマナーを守ることができる入居希望者だと判断されれば、不動産会社の担当者から家主に交渉してもらえる可能性が高くなります。
交渉して入居を決めた借主に問題があれば、不動産会社は家主から信用を失うことになりますので、安心して新しい入居者として紹介できる人だと判断してもらうことがまずは必要です。