東京の鶯谷にある「鍵屋」という居酒屋は、東京居酒屋特集などでも頻繁に取り上げられるほど人気のお店です。
店内に一歩足を踏み入れると、一瞬にして気持ちが昭和時代にタイムスリップしてしまうほど昭和感あふれる店内となっています。
一体どんな居酒屋なのでしょうか?
今回は「鍵屋」の魅力をお伝えしていきます。
◆昭和を感じるわけは?
「鍵屋」の創業は1856年(安政3年)で最初は居酒屋ではなく酒を製造する酒屋だったそうです。
その後1949年(昭和24年)にみんなが集まって飲食できる居酒屋となって営業を再開し創業160年を超える超老舗のお店となっています。
昭和時代を生き抜いてきた老舗店なので現代の平成ではなく昭和を感じて当然なのかもしれませんが、それにしても鍵屋のお店だけ昭和時代で時がストップしているのではないかと感じるくらい昭和感満載の店内です。
お店を入ってすぐ横にあるカウンターは一枚の楓の丸太を半分に割って作ったものだそうです。
その横にある小上がりの座席は畳でテーブルが二つ。
店内には招き猫やこけし、七福神などの小物から、カブトビールや月桂冠などの着物を着た女性の白黒ポスターや看板などがたくさん飾られています。
もちろん店主が使っている料理道具や、燗付け器などもかなり年期が入っており歴史を感じます。
昭和時代を知らない若者でも、きっとどこか懐かしさを感じおばあちゃんちに遊びに行ったような、ほっこりした気持ちになれると思います。
◆鍵屋のメニュー
鍵屋のメニュー表は木の板に手書きされており、とても味わいがあります。
写真などの添付はもちろんない為、どんな料理かなと想像しながら注文し料理が出てくるのがさらに楽しみになります。
たたみいわしという料理は多くのお客さんが注文し、うなぎ丸1本串焼きは大人気で数も少ない為、一人1本までと決まっているそうです。
その他にもここでしか味わえないような昔ながらの味付けのメニューがいろいろあります。
今はとても安価な居酒屋チェーン店も多いですが、鍵屋はしっかりとした価格。
でもそれだけの味わいがあり、また行きたいなと思うこと間違いないです。
◆鍵屋の家訓
鍵屋には他のお店では中々ありえない入店の条件があります。
それは「女性のみの入店はお断り」ということです。
これは古くからの家訓だそうで、店内の昭和の雰囲気だけでなくそのような歴史までも引き継いでいるようです。
ただし男性の方と一緒なら入店できるそうなので、お酒が大好きで鍵屋に行ってみたいなと思っている女性は、是非男性を誘って行ってみてください。
●最後に
鍵屋は大人気店の為、常に満席状態です。
行く前には予約をしておく方が確実に入れるのでオススメです。
古くからの友人などと行くと、若い時の話など昔ばなしに華が咲くかもしれませんね。
昭和時代にタイムスリップしたい方は、是非居酒屋「鍵屋」へ!
【お店情報】
店名:鍵屋
住所:台東区根岸3-6-23-18
アクセス:JR鶯谷駅南口改札から徒歩4分・東京メトロ日比谷線入谷駅2番出口から徒歩6分
TEL: 03-3872-2227
営業時間:17:00~21:00
定休日: 日曜・祝日
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