根岸小学校は台東区にある明治七年開校の公立の小学校です。
143年の歴史を持つ伝統校で、国立博物館や寛永寺など歴史・文化施設のある閑静な町のなかにあります。
卒業生には、小説家の池波正太郎や落語家の林家三平などの著名人がいます。
◆根岸小学校の概要
根岸小学校の児童数は、男子301名・女子283名の合計584名(平成30年4月現在)です。
学級数は18ですから、標準的な規模の小学校といえます。
JR鶯谷駅や東京メトロ日比谷線入谷駅から近いので電車通学もできます。
近くにバス停もあるのでバス通学もできますが、周囲は住宅街なので徒歩通学の場合も安心です。
公立小学校としては珍しく制服・制帽着用が義務付けられているのが特徴の一つです。
◆教育理念
根岸小学校では「みがく・かかわる・未来をひらく」をスローガンに、「将来への夢をもち、自立し、社会に貢献でき、地球人としての共生に努める子供」の育成が目指されています。
このスローガンの達成に向けて、すなおな子(基底) ・よく考える子(知) ・なかのよい子(徳) ・たくましい子(体)という4つの観点から根岸スタンダードを作成し、アクティブ・ラーニングやこころざし教育の導入、体育の充実など教育内容に工夫を凝らしています。
中学受験を視野に入れた教育が受けられると評判で、越境入学するケースも多いようです。
◆教育活動の特色
根岸小学校では、カリキュラム・マネジメントの観点からカリキュラム開発が行われています。
アクティブ・ラーニングや、3年生から6年生で習熟度別算数少人数指導を取り入れるなど、個々の能力に応じた能動的・協働的な学習のスタイルが身につくよう工夫しています。
また、平成30年度の学習指導要領改訂に関連して、道徳の教科化や英語教育改革を一部前倒しで行うなど、教育改革の動向にも対応しています。
教育活動では、英語教育の充実という観点から「根岸英語村」(おもてなし英会話事業)などのユニークな取り組みを行なっています。
こうした国際社会に対する理解を深める一方で、全学年で茶道体験を実施するなど伝統文化教育にも力を入れるほか、根岸を中心とした地域の歴史・文化等を積極的に学習に取り入れています。
学校のホームページで学校だよりを公開するなど、学校の教育活動に対する地域の理解を得られるように努めています。
こうした取り組みを続けることで、根岸小学校は地域にとっても「誇りに思える学校」として愛されています。
◆伝統校ブランドに甘んじない根岸小学校
歴史ある伝統校として親しまれる一方、アクティブ・ラーニングや習熟度別授業を取り入れるなど積極的に教育活動の見直しが行われています。
その基盤となるのが、「根岸の研究」と呼ばれる教育課題への対応を目指した教育研究活動です。
こうした根岸小学校の伝統校というブランドに甘んじない探究心が、子どもの教育に対する保護者の信頼を勝ち取ってきたといえるでしょう。
台東区でしっかりとした学習を習得させたい、中学受験を目指すならばお勧めの小学校です。
【学校情報】
店名:根岸小学校
住所:台東区根岸3-9-8
アクセス:JR鶯谷駅北口改札から徒歩3分・東京メトロ日比谷線入谷駅2番出口から徒歩10分
TEL: 03-3876-2411